新卒の就活でも、中途の転職でも一番いきたい会社1社に内定がもらえればそれが一番ですが、実際問題第1希望一本で他を受験しないという人は少ないでしょう。なんだかんだでいくつか内定をもらって、そこから選びたいですよね。あまりにも多く受けすぎも時間と労力を消費しますので、どのくらいが適切なのか振り返ってみました。
新卒の就活平均エントリー数
大学生が新卒で就活を行うとき、平均的なエントリー数は20〜30社と言われています。
初めての就職活動ですし、どのくらい内定をもらえるか分からないわけですから、数十社応募するのはもっともなことです。私自身は何社応募していたか、もう記憶にないですが、10社以上は応募していた気がします。
多くの会社にエントリーする事にはそれぞれメリット、デメリットがあります。新卒の入社タイミングは言わずもがな4月に1回です。最近は通年採用をしている会社も増えてきましたが、3月に卒業して直ぐに就職するとなると、自ずと4月になりますね。そこをターゲットに就活するなら、就活をする中で興味が湧いてくる業界や企業に、後からエントリーするのはもう間に合わないという事になりますので、手広く応募しておいて、徐々に絞っていくのは賢明な事だと思います。
一方で、多くエントリーしすぎるとスケジュールのコントロールが難しくなります。複数企業の説明会や面接が同日に被ってしまうこともありますし、連日の緊張感ある面接の日々の中でスケジュールを間違えて大切な面接に遅刻するなどミスを誘発することもあります。
最も大切なことは、興味のある会社にはとになく応募してみること。いく気がない会社は応募したら失礼かなと思うこともあるかと思いますが、「受かった後で決めれば良い」という気持ちで応募して、選考をする中で自分自身で会社を選抜していきましょう。そして、数十社応募すれば、当然落ちることもたくさんあります。むしろ、数社内定をもらえたとしても、9割は落ちるわけですから、落ちて当然と気楽に構えましょう。落ち込んでいたら時間がもったいないですよ!

転職活動で応募するのは何社?


転職活動は新卒の就活とは違い、現職の業務が忙しい中、書類作成や面接をこなさなくてはいけません。当然、いっぺんに数十社受ける時間は無いでしょう。それでは、どのくらいの社数を受ければ良いのでしょうか?
転職は想像に難く無いと思いますが、やはり若い方の方が有利です。会社としても採用してから長く働いてくれる方の方が良いですし、ポテンシャル採用枠が適応されるのも若手のみです。逆にベテランにしか埋められないマネジメントポジションもありますので、ベテラン世代はそういったハイレベル層の転職をすれば良いのですが、オープンポジションは少なくなります。
書類選考の通過しやすさや採用難易度も踏まえると、20代の転職では同時に5社程度、30代なら8社、40代なら10社くらい応募しないと1社から内定をもらうことが難しいのでは無いかというのが私の体感です。自分が応募するときも、逆に採用する立場としてもこの位の社数応募するのが妥当な数かと思います。
現職で仕事をしながらですので、業務が忙しく希望する企業全てにいっぺんに応募するのは難しかったり、そもそも募集がかかるタイミングがまちまちだったりするかとは思いますが、私の経験上、数社を同時に応募していくことをお勧めします。数社並行で応募しておくと、面接時に他社も応募していて迷っていると言うことで企業側へのプレッシャーにもなり、面接を早く進めてくれたり、給与の交渉を他社と比較しながら有利に進めることもできるからです。
最終的には、希望する1社から内定をもらえれば良いので複数社応募する必要もないと思われる方もいるかと思いますが、幾つになっても面接は緊張しますし、面接練習と給与交渉など先方との会話を有利に進める為にも、いくつか並行で選考を進めておきましょう。


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